こんにちは!ゲストハウスボランティアのHiriです。
北マケドニアは日本より涼しいですが、動き回ると暑いですね。汗がどばーっと出ます。
このゲストハウスのすぐ前はオフリド湖で、ビーチがあります。
近隣のホテルに宿泊している方々は宿泊先から水着のままでビーチを往復していたりするので、涼しそうでいいなーと思います。
オフリドは日中でも窓を開けていれば冷房なしで過ごせるくらいの気候ですが(風が涼しくてカラッとしています)首都のスコピエは今夏異常に暑いらしく、何と40℃超えしている日もあるのだとか。
よ、40℃……!?
日本よりもハードかも。このゲストハウスの住所がスコピエではなくオフリドでよかったです。
さてヨーロッパの建物って、北マケドニアはもちろんオランダやドイツもそうだったのですが窓に網戸がありません。
こんな感じです。こちらは私が滞在している女性専用の5人部屋です。ただ、今のところベッドが全て埋まることはなく、宿泊のお客様と2人で使っています。
窓に網戸がないということは夜に部屋の電気を点けた状態で開けていると、虫がたくさん入ってきます。
気を付けないと、ぎゃーって感じです。
しかし網戸がない生活に慣れている現地の方々は、虫対策をどうしたらいいかわかっているというか、ナチュラルに入ってこないようにしています。
夜にベランダの電気を点けて、室内は点けないのです!
そうすると光に寄せられる虫はベランダには来ますが、暗い室内には入ってきません。
ベランダの照明がついていれば、読書やパソコン作業みたいなことをしない限りは室内も見えますし困りません。
なるほどー!と思いました。ヨーロッパの生活の知恵ですね。
さてさて、北マケドニアに来て1週間が経ちました。
ノートの英文を見ながらになりますが、チェックインの対応、宿泊費のお会計、客室へのご案内もできるようになりました。
ただ、イレギュラーな質問をされるとなかなか難しいことが多いです。
ここにいらっしゃるお客様たちは優しいので、私がフリーズしてしまったら根気強くゆっくり英語で喋ってくれます。だから今のところは何とかなっていますが、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
英語が喋れない人だけがわかる気持ちかもしれませんが、こういうとき結構苦しいです。
しかしこれを乗り越えないと、ヨーロッパで永住目指してずっと生きていくことはできないと思うので、強い気持ちで頑張ろうと思います!
さてさて今日は11:00から1人で客室清掃を担当しました。宿泊したお客様の人数がいつもより多かったため、夕方までかかりました!(いつもはもっと早い時間に終わります)
宿泊したお客様の人数が多いということは洗濯しなければいけないシーツもいつもより多いということなので、洗濯機も数回動かして数回干しました。
夕方にはへとへとになりましたが、無事に終わって良かったです。
さて、ゲストハウスのボランティアをする日は昼と夜に休憩があります。
今日も昨日と同じく週2日の食事が出ない日なので、自分で買ったパンをかじりました。
食事が出る日はWriterityさんの社員の皆さんと一緒に食事をするのですが、食事が出ない日は皆タイミングがバラバラなので基本的には1人でもそもそ食べています。
チョコも立派なごはんです。知人のフランス人はそう言っていました。
1人だとついスマホに手が伸びます。この食事の時間を、次の行先探しに使いました。
私は現在秋からの居場所を探しています。
まだ英語があまりできないので、もう1回どこか別の国のボランティアに行くか、この英語力でも受け入れてくれる仕事をするか色々考えています。
話を聞いてみるだけなら無料なのと、メール(文章)なら英語が何とかなるのでいくつかコンタクトを取っています。
ヨーロッパの先進国の人たちはサマーバケーションで1ヶ月メール返信しないみたいなことが起きてくる時期なので、早め早めで行動しています。
早すぎて、北欧の2社からは「9月になってからもう一度連絡して」と返信が来ました(笑)
このゲストハウスのボランティアはとても良い環境で、お客様対応など開始時間の11:00より前に行ったらそのぶん早く業務を終了させてくださるなどシステムが整っています。
だからこれは責任が全て私にある、私個人の問題なのですが、ゲストハウスのボランティアの後に毎日深夜までフリーランスの仕事をするスケジュールは結構きつくなってきました。
そろそろ色々考えなければいけないかもしれません。
ここのボランティアはボランティアなのでもちろん収入はないのですが、お金以上の価値があって。それは、「ゲストハウスの業務ができる」とアピールできることです。
私は今、業務委託でヨーロッパの日本人経営企業の採用窓口の仕事をしています(作家業はもちろん事務的なことなどなど、フリーランスで色々な仕事をしています)
応募者とメールでやり取りし、面接に進める人を決めて日程調整をして面接担当に繋ぐところまでが担当範囲(€で収入を得られるありがたいお仕事です)
そのときに、日本在住の応募者さんは「頑張ります!」「誰よりも努力します!」みたいに根性や熱意をアピールすることが多い傾向があると気付きました。
おそらくこれ、日本独特の精神論ですよね。
それに対し日本人でも外国在住の方は、熱意や根性といった「自分の気持ち」ではなく、「自分にできること」をアピールする傾向があると気付きました。
これはとても勉強になりました。
私は業務委託でそのお仕事をしていますが、私自身もぶっちゃけヨーロッパ就職は今後の希望選択肢の1つなわけなので、外国ではどういう風にジョブゲットのためのアピールをするのか知っていると役に立ちます。
私の作家業のキャリアはヨーロッパで仕事を得ようとするときには全然役に立たないのですが、ゲストハウスの業務を経験しているというのはとても強みになります。
目先のことだけ言えば、同じ業務を就職してやれば収入は得られるのですが、「種」というか、より良い待遇を得るためにまず無料で努力するというか、そこで得た経験は長い目でみたら強力な武器になると思います。多分。いきなり良い就職を目指すよりおそらく良いかもしれません。多分。
このボランティアには、お金以上の価値があるのです。
毎日毎日フリーランスの仕事との両立が大変なのですが、人生の中のたった一度だけの3ヶ月。諦めずにもうひと踏ん張り頑張ろうと思います。